学生反抗記ネオ

元京大院生の諸行無常。

京大新入生に告ぐ

2022年3月、新入生がツイッターで合格報告をするような時期。4月からの新生活に胸を膨らませていることだろう。
大学生活を楽しく、有意義なものとするために、6年間京大に通い、4月から社会人となる私ができうるアドバイスを送ろうと思う。
まず第一に、居場所を一つ見つけること。
これは主にサークルや部活を指す。部室やボックスを持ち、いつでも出入りできる環境にある組織が望ましい。
暇でどうしようもないとき、その部屋を訪れてぼ~っとするのもよし、新たにできた友達と喋るのもよし、酒を飲むのもよし。そういう居場所を一つ見つけさえすれば、学生生活を楽しく過ごせるに違いない。
居場所というのは、基本的に人間関係の安定化をもたらすことにも繋がるので、精神衛生上プラスの作用をもたらす。これは、自己愛の強い京大生にとってはなくてはならない存在である。学内におけるローカルなコミュニケーションの場は、将来あなたが社会に出るのを躊躇してしまう要因の一つとなるだろう。現代社会の都市に欠如していると言われるコミュニティの存在が、京大には無数にあるのだ。ぜひ、興味を持って色んな場所へ足を踏み入れてみてほしい。

第二は、先輩とのコミュニケーションだ。今の2,3回生はコロナ禍世代だから分からないが、あらゆる知見を持ち合わせている。特に酒と無法についてだ。
酒に関しては、私は所属していたサークル柄、どうしようもない酒飲みの先輩しかおらず、彼らに酒場を連れ回されて今の私がいる。そう、酒代が生活費のほとんどを占め、日本酒をたまらなく愛する私である。
あなたがこれから歩む学生生活には、先輩という“様々な”“愉しい”ことを身を以て教えてくれる偉大な人たちが待っている。
そんな彼らの中には、今となっては規制されているあれやこれやに一生懸命取り組んでいる人もいる。
京大に来たなら少しの無法も許されると思って思い切って色んなことにチャレンジしよう。
ただし、身の保身は自分自身で。学生運動に携わる場合は、弾圧警備員と密になって、こっそり自分の状況を把握することも必要だ。

第三は、アルバイトの程度である。
たしかにバイトをめちゃくちゃやって、たくさん稼いで旅行に行ったり自分の趣味に大きな金額をつぎ込むのも悪くはない。ただし私から言わせれば、普段飲みに行ける時間とその分の金さえあれば、それ以上面倒な思いをして働く必要があるのか?ということだ。どうせ君たちは早死でもしない限り、今後30年以上働くんだ。嫌なバイトはやめちまえ。時給が良ければ適度に入れ。あくまでも遊ぶための金稼ぎであることを忘れてはならない。
私だって、2日でバイトをやめたことがある。友達と応募した旅館のバイトだ。京都という土地柄、古い職場には他地方出身者には受け入れられないような性格の悪い女傑もいるもんだ。京大生という高学歴エリートを職場の長が小さなイジワルをしてくることもあるかもしれない。
そんなときは!すぐにメールで「退職届」を出してやめよう!あなたの素晴らしい学生生活を、そんなものに労力を割かれる必要はない。所詮はバイト。無理に続ける必要はない。なんの悪影響もないから。

第四に、あなたは一人で酒を飲みに外へ出る必要があるということ。
一人で飲みに来る学生は滋味深い。宴会ばかりの学生生活も楽しいことだが、いつも酔ってはベロベロになって、ゲロを吐いて終わる一日。
そんなことなら、一人でどこかのバーや居酒屋、そんなところに飲みに行ってみよう。チェーン店ではなく、客同士のコミュニケーションがとれるような個人店がいい。
酒場はあなたのすべてを受け入れてくれるユートピアなのだ。
そこで培った人間関係は、普段の学生生活では到底できないものだったり、記憶に残るものになるだろう。
とにかく一人で飲みに行こう。

最後に、授業の成績や単位なんて気にしなくて良い。どうせどうにかなるから。
そんなことで一喜一憂する人間が面白いと思うかね?

飲み屋にて

大学に入ってから、かれこれ5年半飲み屋に行っている。

最初にビールを飲んだのは、サークルの新歓で、中華料理屋で顧問の先生に勧められてのことだった。

そして自分が所属するサークルが決まり、ひと月ほど経ったとき、打ち上げで大学近くの居酒屋でビールとチューハイを飲んだ覚えがある。

父が下戸ということもあり、自分が飲める体質なのか心配ではあったのだが、どうやら飲める口らしい。そこから、先輩に誘われていろいろな飲み屋に行くようになったのだ。

日本酒を初めて飲んだのは1回生の6月。これも先輩の誘いで、途中からサークルの同期が合流し、夜遅くまで日本酒を楽しんだ。今でもよく行く日本酒バー。最初はアルコール臭く、何が旨いのかよく分からなかったが、今では一番好きな酒となった。こうしてる今も飲んでいる。

そうこうしてるうちに、一人で飲みに行くようになったのは2回生の夏。様々な出来事がきっかけで、やけ酒だったかもわからない。

そのときは朝の5時までやってる店があって、例の日本酒バーとその居酒屋を行き来する日々だった。

単位は取れなかったのだが、その時の私を飲み屋は救ってくれる存在だったのだ。

飲み屋とともに歩んできたと言っても過言ではない私の大学生活。いろんな出会いやドラマがあった。

それも一人で飲みに行ったおかげだと思う。

コロナ禍でサークル活動も制限され、ましてやグループで飲むことが難しかった昨今。学生たちは一歩を踏み出し、一人で飲みに行って、行きつけの飲み屋を探してほしい。思わぬ出会いがあるに違いない。

修士課程は充実したのかどうか

 いよいよ一年も終わりを迎えそうな時期に入った。大学の夏休みが終わってからの時間の流れは異常に早い。

 私は,年末に向けて修論の作成にいそしんでいるのだが,いかんせん筆が進まず,喫茶店に行ってはコーヒーを飲んでゆっくりしたり,たまには一人で飲みに出かけたりして,一日の充実をはかろうとする。

 昨年の今頃はどのように過ごしていただろうかと思い返そうにも,ほとんど覚えていない。充実してたのか,してなかったのか,それもよく分からないが,大学院の2年間はいろいろなことがあった。

 一つ目は就職活動である。昨年の10月ごろから就職活動をボチボチはじめ,いまや内定をもらい,会社からの課題にも取り組んでいる。大学院卒業後の進路が決まったことは,これからの人生をほとんど決定づけるものでもあり,楽しく過ごせるかどうか期待と不安が入り混じった気分になる。

 二つ目は人間関係である。飲み屋に行くと新たな出会いがある。これは友人らと飲みに行くのではなく,一人で飲みに行かなければなかなか得られない経験である。それも,大手のチェーン店などではなく,大学近くのバーや個人の居酒屋に行くことで,同年代(もはや年下ばかりだが)の知り合いを増やすことができるのだ。中には,とても親しくなったり,あるいは途中でフェードアウトしてしまったりと様々だが,学生時代に見つけられた数々の人間関係は,社会人に入ってからのものとは一味違うのだろうと,大切にしていかなければならない。

 三つ目は研究活動である。自分の興味関心に従って,有り余る時間をひたすら使いながら一つの事を追い求め,考えていく経験は,社会人になってからだとなかなかできるものではない。仕事に追われ,自由に使える時間は減り,興味関心だけでは生きていけない人生になる。学生時代は金はなくとも時間はある。金を使わず時間を最も使う活動となる。

 まあこのように,大学院での生活を総括するとするならば,いろいろと後悔することもあるのだが,おおむね正直に生きてきて良かったといえる日が来るのではないだろうか。

 学部生には,修士課程に進学してみることをお勧めしたいと思う。

 ついにキャッシュカードの再発行を手続きしに行った。

4桁の暗証番号を忘れて何回か打ち込んでいるうちにロックがかかったからだ。窓口で照会してもらうと,たしかに打ち込んでいた番号とは違う番号だった。ほんの少しの記憶違いは面倒なことになる。

あと今日は親から刺身包丁が送られてきた。最近,研究室に午前中から通うことが多かったので,食事はコンビニ弁当や外食で済ましていた。節約もかねて改めて自炊に凝ろうと思う。とはいっても,魚をさばける技術はないのでこれを機に練習してみよう。

今日は今年度最後のゼミで,授業も終わり,春休みが始まる。だからといって大学院生は研究を進めなければならないし,アルバイトもやらなければならない。自律した生活を続けるための習慣は何か一つ持っておいたほうがいいのだろうか。

年末年始,少し多めにアルバイトを入れてみたら,いつもよりちょっと多めの給料が振り込まれた。まあ当たり前のことなのだが,心の余裕を保つためにはとても大切なこと。豊かに生きるためにはお金がすべてというわけではないが,心に余裕を持ち,穏やかに生きていくためにはお金はなるべくあったほうが良い。老後のことを考えて貯蓄をしろというのは,労働からも解放されて,暇がたくさんできたときに,せめて心の豊かさをもって生きていくためには必須条件。

まあ,お酒に消えてゆくお金を抑えていくことが自分にとっては最重要かな。

今朝は7時起きを予定していたのだが,何度も鳴るアラームに気づかないまま8時ごろに目が覚めた。結局昨日の晩は3時ごろまで起きていたからとても眠い。しかも外から雨音がするじゃないか。わが下宿にはまともな傘が一本もないことを思い出し,ボロボロのさび付いたビニール傘での外出を余儀なくされた。

そういえば今晩は友達とご飯を食べる約束をしていたんだなぁと思い出しつつ,今日やらなければならないことを整理する。

研究も進めなければならないが,アルバイトの準備もしなければならない。塾講師をしていると授業範囲の予習に時間をとられる。大学受験でいくら勉強したとはいえ,今も完璧に覚えているわけではないし,不要な知識はどんどん抜けていってしまう。さらに人に教えるとなれば,理解の度合いが高くないと分かりやすい授業ができない。

アルバイトは面倒になことは変わらないのだけれども。やるからにはしっかりと。

そんなこんなで研究室で過ごしていると,友達から晩飯の約束が急用で行けなくなってしまったとの連絡がきた。仕方ないなと思いつつ,夜は夜で知り合いの研究者の方から一献お誘いをいただいていたので,それはそれでゆっくり飲めるかな。

もちろん,世の中は時短営業・ソーシャルディスタンス。

いつまでこの状況が続くのかなぁ。。。

物忘れ

最近夜遅くに寝ては昼の11時前に起きるという生活が続いている。

早起きを心がけようにも羽毛布団が気持ちよくて体が目覚まし時計に反応しないのだ。

そんなことで,いつも研究室に行くのは昼過ぎになる。理系の大学院生と違って,コアタイムなどないから気楽である反面,研究の進捗は自分ですべて管理していかなければならない。

特に今日は昨晩研究室の先輩とお酒を飲んだこともあって目覚めた後もぼーっとしてしまっていた。もちろん,コロナ情勢を鑑みて人混みで飲むようなことはできないのだが,酒飲みはうまいこと条件を乗り越えて(というかくぐり抜けて?)アルコールにたどり着くのだ。

そんな生活が祟ったのか,キャッシュカードでお金をおろそうにも暗証番号をど忘れしてしまい,何度も打ち込み直すうち,どうやらロックがかかってしまったようだ。

今でも全く思い出せない。。。

明日にでも銀行窓口に行って対処したいのだが,3限の授業があって窓口の空き時間には間に合わない。

ほかの銀行のキャッシュカードの暗証番号は覚えているから,すぐに困るというわけでもないのだが,面倒くさがり屋の自分は思い立った時に行動したいのもあって,時間を作れる日までうずうずして待っているのももどかしい。

「午前中に行けばいいじゃないか!」という声も聞こえてきそうなものだが,明日は明日で10時までには大学に行かねばならない用事がある。

今日は早寝できるかな。さっさとシャワーを浴びて布団に入ろう。

三日坊主で色々と続けようと思っていたことをやめてしまいがちな自分の性格を直さなければならないと切実に思うが,気が向いたのでとりあえず何か投稿しておこうということで。

前回の更新が9月なので,まずは近況報告。

年末年始は実家に帰ることにした。京都から実家までは私鉄で1時間半ほどとそんなに遠くはない。大みそかまで京都で少しお酒を飲んでから帰ろうと思い,いつも行く飲み屋へ。。。少しどころかテンションが上がって結構飲んでしまい,だいぶ酔ってしまった。年越しまでに,と急いで電車に乗ったが時刻はもう夜9時過ぎ。実家に着くのは遅くても夜11時かなと思っていたものの,飲み過ぎていたせいでついつい寝落ちしてしまったらしく,恐れてた事態が。乗っていた電車が終点で往復し,目が覚めたころには京都に戻ってきていたのだ。時計を見るとすでに11時は回っている。

結果,電車で一人さみしく年を越し,何の風情もないまま新年を迎えたのだ。

実家に帰ってもやることは無く,ただ地元にいる友達と夜飲むだけ。。。京都と違って時短営業をしていなかったので,ぞんぶんにお酒を飲めたのは良かった。

そして今日は夕方に研究室へ行き,研究もはかどらないまま夜を迎えているのでした。